提訴にまで至る原因となった、美容外科の対応

ソファーでくつろぐ

術後の対応

美容整形の手術を行ったのに思うような結果が得られず、美容外科の対応も求めているものではないとなった時、患者はクリニックを提訴する…という流れは多く、現在も増え続けています。
例えば二重手術を行ったのに結果は左右の目の形が変わってしまった、まぶたが思うように開かなくなったというものです。事例としては二度の二重手術を行っても改善せず、更に三度目の手術を示唆された為、患者はクリニックを提訴することに決めた、というものがあります。

弁護士との連携

クリニックや医師を提訴する場合、証拠保全や周囲の調査等、弁護士と協力して行わなければならないものがいくつかあります。
この事例でも、クリニックと患者双方が弁護士を雇い、提訴から裁判、判決という流れになっています。

義務と納得

美容整形というものは、最終的には患者が納得し手術を受けるという意思表示をすることで行われます。
そして医師は患者が納得するように説明をし、その通りに手術を行い患者の望む結果へ導くことが義務となっていますが、それが守られない場合に提訴という手段が用いられるのです。

提訴に発展しないための十分な説明が必要

プチ整形ブームもあって、品川美容外科などの大手美容外科から比較的規模の小さいクリニックまで、美容外科クリニックを利用する人が増加していますが、利用者の増加にあわせて事故や事件も多くなっているようです。
美容外科クリニックで行われる施術は保険の効かない自由診療のため、クリニックの思う通りの価格の設定がしやすく利益も大きいため、他の診療科からに参入も多く、最近は資金難から総合病院などでも美容外科を設置するところが出てきています。

そうした中で美容外科の医師の需要も高まり、中には、実務経験5年以下の経験の浅い医師ばかりを集めたクリニックなどあるといいます。しかし施術はどんなにお手軽にできてもリスクもあるため、美容外科クリニックを利用する場合は、歴史と実績のある大手を選んだ方が安心といえます。

医療施術には、どんなものであっても医療過誤や副作用のリスクが内包されています。患者の体質などによって施術後に予期せぬ副作用が発生してしまう場合があるのです。
そのため品川美容外科を始め、大手クリニックではホームページ上の施術説明に副作用を併記するなど対策が行われています。